こんにちは。サラリーマン大家Nです。
資産運用始めた頃は関連ニュースでワード聞いても訳のわかっていなかった『自社株買い』について話そうと思います。
投資家が好むファクターはいろいろありますよね。
その銘柄が業界内でROE高めなのか?
低PERなのか?
資産規模はどうか?
借り入れ比率はどうか?
配当性向や連続増配はどうか?
特に日本企業はROEが低いという問題視する記事をよく見かけていました。
近年それに気づいた企業は純資産を減らして自社株買いを行うと情報公開して投資家にアピールすることで株価を上げてきました。
しかし最近では、ROE(自己資本利益率)の高い企業でも株価に明暗が分かれています。
Brexit問題や米中通商交渉など先行きの見えない世界情勢が続く中で影響力のある投資家はより安全性の高い銘柄を選ぶ傾向が強くなりました。
ROEを詳しく見ると3要素あります。
- 『総資産回転率』→保有する資産で効率よく稼げてるか?
- 『売上高純利益率』→粗利の薄い売上高は嫌がられる。
- 『財務レバレッジ』借入資金で負債を上手く使って利益をだしているか?
借りたお金で自社株買いをして財務レバレッジを高くしてもROEは上昇するので投資家ウケは良かったんです。
しかし、利益を出して自社株買いや株主配当性向を上げる企業Aと比べて財務レバレッジを高く効かせてきた企業Bでは見た目の高ROEは同じ程度でも Bは健全性では劣るとみなされて明暗が分かれてきたのが2019年の傾向だと思います。
高ROEでも自己資本比率や利益率の悪いSHARPやSONYの下落率が大きいのは、電子機器業界の今後が先細りの懸念や高いROEでもその中身や将来性まで見られてのことだと思います。
現在のところ、2019/04/06では海外投資家勢は日本株を大量に売り越していて、日銀がETF大量買いで日経平均株価を維持してる状況です。
日本経済新聞 電子版より
債券ETFで有名な米ブラックロック社も2018年7月に日本株について投資スタンスを『強気』→『中立』にしたままです。
高ROEだけではなく、そのクオリティまで高めていかないと日本株が再びバブルの大波に乗ることはなそうですね。
日本株インデックス、S&P500指数の10年、20年チャートを研究するのも大切ですが、日進月歩の速度で株式市場も進化しているので情報収集は必要だと思うこの頃です。
株たくさん持って配当金もらって。
不労所得で楽な生活したい!!!
昔はそう思ってましたが、配当金は不労所得ではなく、情報収集や損切りや利益確定の判断など『知識労働』だと感じるようになりました。
今日も閲覧ありがとうございます。
サラリーマン大家N
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