こんにちは。サラリーマン大家Nです。
僕は回転寿司大好きです♡
ノルウェー産のサーモンは回転寿司の人気ネタランキングで堂々の1位を7年連続と馴染み深い国です。
日本人向けに養殖した脂の乗ったサーモンだけでなく冷凍サバや巨大カレイのエンガワも大量に日本に輸出してます。
ノルウェーは魚だけでなく運用というマネーの世界でも影響力が絶大な国なのです。
現在、ノルウェー政府年金基金は運用資産が1兆ドル(約111兆円)に上る世界最大の政府系ファンドです。
ノルウェー人口525.8万人(2017年)に対して
ノルウェー政府年金基金が111兆円。
北海油田収入を財源に油田が将来枯渇した時や高齢化や人口減による財政悪化に備えるために国内外に投資運用しています。
運用は外部委託せず(日本は残念ながら外部委託で責任逃れ)自ら運営して、ホームページでは保有銘柄を公開しているなどディスクロージャー(情報公開)に優れています。
日本の企業にも約1500社ほど投資してます。
2017年には東急不動産と共同で東京都内の商業施設を約1300億円で購入してます。
株式、不動産、債券と分散させて運用してます。
2017年12月末のポートフォリオの内訳は株式66.6%、債券30.8%、不動産2.6%と株式の比率がけっこう高いですね。
また、Volkswagenの企業統治に不満を抱き、保有株式を半減して、デンマークの大手銀行、ダンスケ銀行が割安と判断すると株式保有比率を倍近くに増したりと日本経済新聞でも記事を見かけます。
ノルウェー政府年金基金のパフォーマンス
2014年 7.6%
2015年 2.7%
2016年 6.9%
2017年 13.7%
着実に運用してますね。運用総額が大きいのでかなりの運用益を出していて、油田収入が減った年には年金基金から補填しています。
流石に2018年は世界同時株安の影響でマイナスのパフォーマンスと推測されます。
ノルウェー国民1人に対して2000万円を運用をしていると考えれば長期的に教育、医療、福祉の無償化や年金制度を維持することができそうですね。
2018年度の平均所得は、約580,000クローネ(810万円)でした。
手取り額は、所得税、社会保険料が差し引かれて、この6割ほどになりそうです。
ちなみにTV番組『ジパング』の放送ではノルウェーの漁師の平均年収は600万円。
大型カレイの腕利き漁師は1人で小さな船で漁に出て、年収2000万円だとか。
日本の漁師(平均年収260万円)と比べると格差すごいですね。
ノルウェーの年金受給は通常は67歳からでしたが、新制度により、62歳~75歳の間で選ぶことが可能となりました。仕事をしながら年金を受け取ることもできます。
老齢年金には①インカム年金と②最低保障年金があり、①は給与所得額に応じて積み立てられ、②は所得額に関係なくもらえる年金です。
②最低保障年金だけでも2018年であれば、1人196,000クローネ(約260万円)です。
夫婦だと少し減額×2人分です。
1人196,000クローネは平均所得の33%ということですが、医療と福祉が無償化なら仮に高齢者1人でも十分に生活できますよね。
日本と違って老後不安少なそうです。
2018年 国連幸福度調査では堂々の世界2位のノルウェー。
日本は54位でした。
2019/03/27 日テレニュースで国連幸福度ランキングの速報あって。
2019年の調査では日本は58位と過去最低順位に。
正直なところ、ノルウェーの人たちが羨ましい限りです。日本の年金制度はどんどん枯渇するし、これから受給額も減っていくので、自分自身で資産運用して老後の生活費を確保していかないといけないので。
これからもコツコツと積立、分散、長期継続させて運用していこうと思います。
ノルウェー年金については
「のんびり暮らす北欧ライフ」 より引用。
今日も閲覧ありがとうございました。
サラリーマン大家N
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