こんにちは。サラリーマン大家Nです。
アメリカの有名な投資家の呼ばれるウォーレン・バフェット氏。 2019/03/24現在で88歳になります。
日本経済新聞 2019/03/18
『米著名投資家で「オマハの賢人」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏。経営するバークシャー・ハザウェイの株主に年に1回送る手紙には、投資に対する普遍的な助言が毎回織り込まれている。今年の手紙では「米国株に投資する強み」と「コストの怖さ」への指摘が印象的だった。』という記事がありました。
以下は要約と僕のコメントです。
米国株に投資する強み
バフェット氏は自分が株を買ったのは77年前の11歳の時で114.75ドルだったと。
→僕が初めて投資信託買ったのは28歳。
「この114.75ドルが仮にS&P500種株価指数の連動投信(俗に言う全米インデックス投信)に投じられて、すべての配当が積み重なっていれば、2019年1月末に資産は5288倍の60万6811ドルになっていたと。」
→もし日本で言うiDeCoのような非課税制度で積み立てていたらすごい額になる。60歳まで掛金積立できて70歳まで運用継続できますから。
米国株の長期上昇力が強い理由
バフェット氏は米国企業の自己資本利益率(ROE)の高さだと。そのわけは米国が「純化した株主資本主義」の国であると。
「日本銀行の資金循環統計2018年3月版によれば、日本の家計の金融資産に占める投資信託や株式や債券の割合は16.2%に対して、米国は53.9%、欧州は31.3%。株高こそが米国民の多くの幸せに直結すると。」
だからこそ企業経営者は自社株買いも繰り返しながら事業の収益力の絶え間ない強化を続け、ROEを高め続ける。
また、日本のような企業間の持ち合い株も米国は少ない。→持ち合い株は簡単に言うと傷の舐め合い。資金の流動性もなくなる。
政府も米連邦準備理事会(FRB)も様々な政策判断の中に、高株価を維持することが常に視野に入っている。そんな国への投資だからこそ、長期で安心して高いリターンを期待できると。
管理コスト年1%なら資産半減
バフェット氏は次に管理コストついて。
「(先ほどの米国株への非課税での投資で)過去77年間のS&Pへの年率リターンは11.8%でしたが、もし運用会社やコンサルタントに年1%の費用を払って年10.8%でしか運用できなかったら、利益は半分に削減され、26億5000万ドルになっていたでしょう」
→長期運用では1%のコスト差が大きな額になる=毎年利回り1%差も同額の差になる。
バフェット氏は過去にもこうしたコストの恐ろしさを繰り返し注意喚起してきた。
そして自らは集中投資の手法をとりながらも、「普通の人はS&P500に連動する低コストのインデックス(指数連動)型投信でもいい」というアドバイスを繰り返しています。
管理コストの重要性は、売れ筋投信の多くが毎月分配型のREITや高コストのテーマ型やアクティブ型である日本の投資家(インベスター)は意識した方がいいと思います。
現在の日本では一般の投資家(インベスター)が手数料なく購入できて(ノーロード)米国株式に投資するインデックス投信で、保有コスト(信託報酬)が年0.2%程度の商品がたくさん出ています。
→実際に僕の保有する楽天証券の楽天・全米株式インデックス・ファンドのファンド管理費用は0.1696%です。
バフェット氏はインデックス投信とアクティブ投信のコスト差を補うだけの利回りがあるアクティブ型投信が少ないと問題視しています。
「米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズの調べによると、18年末までの15年間でみて米国株アクティブ型投信の9割の成績が市場平均を下回っている。」
→残りの1割の投信でいくつかは買っても良いとも解釈できます。
僕は運用中級者なら米国株インデックス投信をベースに長期成績の良いアクティブ投信や個別株を加えても面白いと思います。
インデックス投信より1%でも毎年利回りが高いと長期では大差が出るので。
ちなみに優れたアクティブ投信か?そうでないか?を僕はアクティブ・シェアが80%以上か3年利回りでインデックス投信に大きく勝っているかで判断してます。
バフェット氏の手紙から改めて長期、分散、積立の大切さを深化させれたと思います。
運用初心者には米国株インデックス投信の積立をお勧めします。
もし3年やってみて増えた実感があると継続して長期運用に移行しやすいと思うので。
閲覧ありがとうございました。
サラリーマン大家N。
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